2000-04-21 第147回国会 衆議院 環境委員会 第4号
環境問題は、これまでの国内における産業公害への取り組み、そうしたところから各般にわたる都市生活型公害あるいは地球環境問題などへと広がり、二十一世紀は地球環境主義を構想する時代である。まさに我々は、社会観に加えて地球観も有する、そういう必要にさえ迫られる、そのように言われております。
環境問題は、これまでの国内における産業公害への取り組み、そうしたところから各般にわたる都市生活型公害あるいは地球環境問題などへと広がり、二十一世紀は地球環境主義を構想する時代である。まさに我々は、社会観に加えて地球観も有する、そういう必要にさえ迫られる、そのように言われております。
その後、昭和六十二年の改正におきましては、都市の大気汚染等の言ってみますと都市生活型公害に対応していくための改正が行われた。例えば、都市の大気汚染対策用緑地建設の譲渡事業が追加された。あるいは家庭雑排水と、し尿の合併処理浄化槽整備費の融資が加わった等々にごらんいただけるようなことでございます。
また、産業公害のみならず、都市・生活型公害の防止、自然環境の保護及び適切な利用、さらには地球環境保全という時代の要請にこたえ、過去数回にわたる法律改正を行い、その業務の見直しを行うとともに、平成四年には名称も公害防止事業団から環境事業団へと変更されたところであります。
また、産業公害のみならず、都市・生活型公害の防止、自然環境の保護及び適切な利用、さらには地球環境保全という時代の要請にこたえ、過去数回にわたる法律改正を行い、その業務の見直しを行うとともに、平成四年には名称も公害防止事業団から環境事業団へと変更されたところであります。
我が国は、かつて激甚な公害を生み、そしてそれを乗り越えてきましたが、今直面している都市生活型公害や地球環境問題への取り組みでは欧米の環境先進国に大きくおくれをとっております。昨年十二月に開かれた地球温暖化防止京都会議への政府の対応も、国会における議論を無視し、同会議成功に向けた国民の盛り上がりに水を差した、まさに国民不在の密室協議以外の何物でもなかったと言わざるを得ません。
その中に、環境問題が、産業公害から都市・生活型公害へ移行している、こういう状況の中では従来の規制的手法だけでは不十分だ。やはりもっともっと、汚染量の削減が経済的利益に結びつき、環境負荷の低減をもたらすインセンティブ効果が大きい経済的手法を活用するべきだ。
さて、今や環境問題は、自動車による大気汚染あるいは生活排水による水質汚濁、廃棄物の増大といった日常生活に起因する都市生活型公害から、地球温暖化、オゾン層の破壊、酸性雨、ダイオキシンといった地球的規模の環境問題に至るまで複雑多岐にわたっております。これに対してさまざまな取り組みがなされて多くの成果を生んできたわけでございますけれども、事態はますます深刻化していると言えるのではないでしょうか。
ただ、その中で依然とし て都市生活型公害、例えば窒素酸化物によるところの大気汚染、あるいは生活排水などによるところの水質の汚濁などがはかばかしく改善を見ていないのが現実であります。
そして、その多くは、都市・生活型公害や地球温暖化問題等に見られるように、通常の事業活動や日常生活に伴って生じた環境への負荷の増大に起因しており、その解決のためには、大量生産・大量消費型の経済社会システムや生活様式を見直し、環境への負荷の少ない持続的発展が可能な社会を構築していく必要があります。
そして、その多くは、都市生活型公害や地球温暖化問題等に見られるように、通常の事業活動や日常生活に伴って生じた環境への負荷の増大に起因しており、その解決のためには、大量生産・大量消費型の経済社会システムや生活様式を見直し、環境への負荷の少ない持続的発展が可能な社会を構築していく必要があります。
そして、その多くは、都市生活型公害や地球温暖化問題等に見られるように、通常の事業活動や日常生活に伴って生じた環境への負荷の増大に起因しており、その解決のためには、大量生産・大量消費型の経済社会システムや生活様式を見直し、環境への負荷の少ない持続的発展が可能な社会を構築していく必要があります。
○国務大臣(宮下創平君) 最近の公害は都市・生活型公害であり、地球環境問題でございます。そして、国民の参加を求めておりますから、今御指摘のように国民に参加を求める以上、国民が正確な情報を知るということは基本でございます。
今たまたま委員の言われた低公害車は、技術的な問題等ございまして、なかなかこれを各省に何台買えというようなアドバイスをできるまでの段階にまだなっておりませんが、これからの地球環境問題を初め都市・生活型公害、その他万般にわたって大変各省庁の協力をいただき、環境庁が指導調整していかなければならない面が多いですから、これはもう張り切ってひとつやるつもりですから、どうか御支援をお願いしたいと思います。
そしてその後、都市生活型公害と言われるような我々の身近な生活環境から始まって地球規模にまで及ぶ環境問題が発生をしてきております。 特に、地球環境問題につきましては、一昨年にリオのサミットが行われまして、世界各国から百八十四カ国も参加するという異例の国際会議が持たれました。
○宮下国務大臣 山口委員の質疑を通じまして、都市・生活型公害から産業公害、また特に地球環境問題に多くの論点を費やされて質問をいただきました。大変我々の参考にさせていただきました。
また、そういう経験を踏まえまして、技術的にいろいろの面で開発が進んできておりますが、都市・生活型公害についても、いろいろ本委員会でも議論がございますように、いろいろな手法について検討がなされておりますし、地方公共団体におきましてもいろいろの方法を考えておられると思います。
一方、国内においても、都市・生活型公害の改善の遅れ、廃棄物の増加、さらに科学技術の進歩に伴う新たな環境汚染のおそれ、身近な自然の減少、自然との触れ合いを求める国民のニーズの高まりへの対応など、課題は山積しております。 これらの問題の多くは、我々の日常の社会経済活動に起因しており、通常の企業活動や国民一人一人の生活のあり方そのものを問うものとなっております。
一方、国内においても、都市・生活型公害の改善のおくれ、廃棄物の増加、さらに科学技術の進歩に伴う新たな環境汚染のおそれ、身近な自然の減少、自然との触れ合いを求める国民のニーズの高まりへの対応など、課題は山積いたしております。 これらの問題の多くは、我々の日常の社会経済活動に起因しており、通常の企業活動や国民一人一人の生活のあり方そのものを問うものとなっております。
地球環境問題にいたしましても、あるいは都市・生活型公害に見られますさまざまな問題にいたしましても、今お話がありましたように、本当に私たち生活している一人一人の日常生活のあり方そのものにかかわっている、そしてまた日本の社会のシステム、構造そのものに起因している面が非常に大きくなっているというのは御指摘のとおりだと思います。
また、国内に目を向ければ、大都市地域における窒素酸化物などによる大気汚染や生活排水による水質汚濁などの都市・生活型公害の改善のおくれ、廃棄物の増加、さらに科学技術の進歩に伴う新たな環境汚染のおそれ、身近な自然の減少、自然との触れ合いを求める国民のニーズの高まりへの対応などの課題も山積しております。
また、国内に目を向ければ、大都市地域における窒素酸化物などによる大気汚染や生活排水による水質汚濁などの都市・生活型公害の改善のおくれ、廃棄物の増加、さらに科学技術の進歩に伴う新たな環境汚染のおそれ、身近な自然の減少、自然との触れ合いを求める国民のニーズの高まりへの対応などの課題も山積しております。